ゆみくろ 〜気まぐれなつぶやき〜

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zoom RSS 笙の話し

<<   作成日時 : 2010/02/04 23:43   >>

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昨日、ゆみくろは笙を吹きました。
笙と言う楽器は、雅楽に使用する楽器。

上部分は竹(これは白竹)で出来ており下部のお椀状の中に
17本差し込んで有ります。
その17本のうちに15本だけリードが着いています。

よって17本全て音が鳴る訳ではなく15本のみ鳴ります。
古くは17個リードが着いていたとも有りますが…
ちなみに、リードの載っていない竹の名前(一本ずつ名前が有ります)
也(ヤ)と毛(モウ)→やもう→やも→やぼ(野暮)
竹があるのに、音が鳴らないなんてやもみたいだ=野暮
になったという話しがあります。
意外と雅楽に語源があったりするんです。

音頭、二の句が告げない、二の舞、やたら、
打ち合わせ、塩梅(あんばい・えんばい) etc。
まだ有りますねー。

さて、手前の竹から紹介しますと
千(せん)、十(じゅう)、下(げ)、乙(おつ)、工(く)、
美(び)、一(いち)、八(はち)、也(や)、言(ごん)
七(しち)、行(ぎょう)、上(じょう)、ぼう(漢字常用外)、乞(こつ)
毛(もう)、比(ひ)

千(F♯:下無:しもむ)
十(G:双調:そうじょう)
下(F♯:下無:しもむ)
乙(E:平調:ひょうじょう)、
工(C♯:上無:かみむ)
美(G♯:ふ鐘:ふしょう)
一(B:盤渉:ばんしき)
八(E:平調:ひょうじょう)
也(リード無し)
言(C♯上無:かみむ)
七(B:盤渉:ばんしき)
行(A:黄鐘:おうしき)
上(D:壱越:いちこつ)
ぼう(D:壱越:いちこつ)
乞(A:黄鐘:おうしき)
毛(リード無し)
比(C:神仙:しんせん)

といった、配列で並んでいます。
音階は順番ではありません。
しかも430サイクルでの音程ですので、洋楽を聞きなれていると
かなり低く聞こえます。

これは乙(E)のリード
画像

通常、このように銅鑼を短冊状にし、削り込んで
振動する部分を作成
竹のそれぞれの音にも寄りますが、高い音のものだと
幅5ミリ、長さ11ミリ、厚み0.5ミリ、振動部分0.05など…

それに青石(しょうせき)、孔雀石(マラカイト)を磨り下ろした粉末を塗り
息を吹き掛ける事により、付く水滴を付き難くし
良い状態で演奏が長く続けられるように、加工します。
吹いてゆくと、徐々に落ちて行くのでマメなメンテナンスが必要(調律)

そして、黒い点(さはり)と言います。
鉛を細かくし、蜜蝋で融合し重くつければ音は低くなる
少なくすれば高くなる…という調律をします。
これが、技術の要ることです。

笙は、ダブルリードと呼ばれ(一枚ですが)
吹いても吸っても同音が出るように削られています。
よって吹かれているリードはその間中振動し続けているのです。

音がプツっと鳴らなくなりました。

え?!
でも、すぐ解ります…「あー。オモリ飛んだわ」

竹を抜いてみるとこれです。
画像


音を調節する部分のサハリが飛んでいました(汗)

火鉢に炭おこして、コテで調律しまーす。

ちなみに飛んでしまったのは 十(G)のリードでした。
調律せねばねっ!!

画像


信じてもらえない事が多いのですが
この笙はゆみくろが作成したものです。
リードは頂きものですが外身は作りました♪
ヘタッピーなできばえですがね。あははん♪

三つ節の白竹ですが、愛着ありますよ。
※上部の節が五つあるのが本節(ほんぶし)といいます。

えへへ。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
なんだかレスポの型名と柄名を一覧したような内容に一気に下までスクロールした桜ですぅ(笑

作品の出来栄えを批評なんて出来るはずもなく
世の中には色んな職種がなるなぁと
感心しきり・・・
あたし 指パッチンうまいのよ♪ と吠えてみる・・・(藁
さくら
2010/02/05 13:30
ゆみくろさんって、本当に多趣味なんですね。
っていうか、なんでも好奇心旺盛でチャレンジ精神があるのかな。
ところで、笙・・・
どこで覚えられたんでしょう?
私自身は無縁の世界に近いですが・・・
実は親友の旦那様が、長年笙をなさっていて、お仕事はちゃんとあるんですが(ちなみに警察関係)、なんでも皇室関係の何かで笙を演奏なさっているとかで・・・
色々秘密みたいで、詳しくは教えてもらえないんですが、その道じゃすごい人みたいなんですよね。
ひょっとして、ひょっとして、その旦那様とゆみくろさんは知り合いだったりして?(笑)
世の中、広いようで狭いからね〜。
なんだか、ありそうな話〜。
でも、普通の人で笙をしている人って多くはないと思うんで、どこかでつながりがあったりして。
ふと、そんなことを思ったマリーナでした。
マリーナ
URL
2010/02/05 22:22
さくらさま
いらっしゃいませ。
そーですねー。確かに、レスポ春の新型の名前を覚えるより面倒かも?!
壱越や平調=日本の音階名です♪
京都のお寺の鐘の音も、430サイクルで各方面音階が決まっているのですよ〜。東西南北。
430サイクルの音色好きなんです。
ほどよく眠くなるし(笑)
ゆみくろ
2010/02/05 23:51
マリーナさま
いらっしゃいませ!!
コーヒータイム楽しまれてますか♪
もしかしてBさんというお名前の方??もしくはIさん…あ。いや追求はよしときましょうかっ?!(笑)
邦楽の体感するグルーブ感が好きです。空気を揺るがす音の伝道、間合いで繋がる楽器のセッション。

きっとマリーナさんといつかお逢いできそうですね。ワクワクしちゃう!!
ゆみくろ
2010/02/05 23:56
こんにちは、早速私のブログにお越し下さり有難うございます。
とっても嬉しく何故か懐かしく。
笙の笛の音って何とも優雅で情緒が有りますね。
テルコ
2010/02/07 14:59
こんにちは、始めまして。
雅楽をされるんですねぇ。
素晴らしいです。
昨年夏に始めて雅楽を聞き、舞楽も楽しめる機会に巡り合い、なんとも穏やかな旋律に癒されながら楽しみました。
その時の説明に、洋楽器と違い、音を出すのに色々と苦心することを伺い、驚いたものです。
ご自分で作られた笙、素晴らしいですね。
もう、尊敬のまなざしですよ。
あっこ
2010/02/07 17:09
テルコさま
いらっしゃいませ!!
コメント有難うございます。雅楽の音色はなぜか懐かしさを感じられる不思議な音楽ですよね。心の奥のDNA(オーバーかな?)に響くんでしょうか(笑)
ゆみくろ
2010/02/08 11:03
あっこさま
はじめましてようこそいらっしゃいました!
そうですね。洋楽器はこの雅楽器から発展して扱いやすくしたり、音が出やすくしたりの改良改良が何百年の間にされて淘汰されて出来上がったそうです。音を出すのはたしかに難しいとされますがその楽器の「音色」を出すのが、なお、難しい事であると思います。
また笙の場合は楽器の製作時点で(リード切り)で音が作られますし、勿論それを手にした吹き手の技量にも左右されます。篳篥という楽器はやはり葦(アシ)で作ったリードの素材だったり(天然ものなので)、削り具合だったり、龍笛の場合はメンテが少ないように思われがちですが、季節ごとに蜜蝋の調整をしますし、勿論、それなりの息の量も必要です。
…と(^^;まあ。
どうしても敷居の高い音楽に捉えられやすいですが、同じ音楽として広まって行けばいいな、と思います。

ゆみくろブログでたまーに雅楽話しをしますので、どうぞこれに懲りずにまたお出かけくださいませ!!
有難うございます!!
ゆみくろ
2010/02/08 11:15

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